マークベースって軽いし安っぽいんじゃないの

と思っていました。というかあまり周りのバンドマンから好評ではなかったので、おそらくそのイメージが強かったです。重いものほどアンプはいいんだとよく言ったものですし。しかし実際使ってみるとびっくりしました。すごいパワフルで抜けのいいサウンドです。これ本当に重さ2.9kgなのと疑いました。ハイエンドで知られるアンペグのSVT-2PROなんかは重さ32kgもあります。実に10倍以上の重さです。ライブハウスに持ち込むことを考えたらSVT-2PROなんかは持ち込みたくなくなる重さですよね。

VLEとVPFのつまみについて

VLE(ヴィンテージ・ラウドスピーカー・エミュレーター)のつまみを回していくとだんだんモコモコしたようなサウンドになります。このつまみは広域をカットしていき回すほど広い帯域をカットすることになります。ジャンルとしてはアコースティック系によく合います。

VPF(バリアブル・プリシェーブ・フィルター)はVLEとは違いパワーのあるロック系に向くようなブリブリしたサウンドになります。これはミドルをカットしていくつまみです。ミドルをカットしていくといわゆるドンシャリサウンドですね。ベースでいうドンシャリはスラップベースとの相性がよくスラップといえば、アクティブベースじゃないときついと思いますが、パッシブのベースでもマークベースのこのつまみによって十分スラップもいけます。

つまみのセッティング

個人的にはVPFを3時くらいでVLEは9時くらいのセッティングが好みのサウンドでした。これは結構ローの空気感が強めでなおかつハイの抜け感も素晴らしいです。私個人の好みなので、どちらか片方を気持ちいいところまで回して、もう一方をブレンドしていくとあなたのサウンドの好みに近づいていきます。マークベースは楽器本来のサウンドをそのまま出力することを意識しているためイコライザーは結構フラットでいい感じになります。むしろイコライザーであまり攻めたセッティングをしてしまうと結構迷宮入りしてしまいました。狙っているサウンドがわからなくなってきたら、一旦落ち着いてイコライザーはフラットにしましょう。(フラットというのは時計で12時の位置です)

相性のいいキャビネットについて

アンペグの定番のキャビネットSVT-810Eとマークベースのコーンがオレンジ色のstandard 108HRで比べてみました。結果からいうとやはり、ツイーターが付いているマークベースのキャビネットの方が好みでした。VPF側のサウンドが好みなのもあるかもしれないですが、ハイの抜けが気持ちいいです。そしてこのstandard 108HRはバスレフが付いています。バスレフは低音を増強して再生させる効果が得られるので、低音がリッチになった感じになります。それに加えてのツイーターなのでリッチな低音に埋もれずにハイが抜けてくるので、存在感のあるベースサウンドになります。アンペグはタイトな低音ですがハイの抜けが好みじゃなかったです。VLE側が好みの方には気に入りそうです。ハートキーのアルミコーンのキャビネットとも試してみたいです。

ウィークポイントについて

これはプレイヤー目線ではないかもしれませんが、ガリがでた時に可変抵抗が入手しにくい。ポット分解できなさそう。ガリがでやすい。出力の大きいベースアンプにとってガリは結構厄介なためこれはだいぶ辛い点ですね。持ち運びの楽さと合わせたら全然まだまだプラスですが