ガリとは(音響の世界的に)

世間的にはガリと言ったら寿司の時に出てくるアレでしょと思いますが音響の現場ではガリといったらつまみを回した時にでてくるあの嫌な音の事をさします。

音響機材とは切っても切り離せないガリとの戦い

そもそもなんでガリが出てしまうのかと言いますとポット(可変抵抗)にはカーボン皮膜が施してある板の上を摺動片(金属の動くパーツ)が移動して抵抗値を変化させているという仕組みでヴォリュームを上げていくと抵抗値が減っていき電気がたくさん流れるため音が大きくなるという仕組みになっています。

その摺動片とカーボン皮膜との間にホコリや汚れが付着していると接触不良を起こしてガリガリッというノイズとして発生します。

そしてこのポットというのが非常にホコリの混入しやすい構造になっています。密閉されているわけではないので隙間からホコリが侵入します。

なので新品で買ったアンプでもホコリっぽいところに置いていたりするとすぐにガリガリなってしまいます。

ガリが出ないようにするには

清潔に保ちアンプをケースにしまいましょう。当たり前ですね。

そして自分のアンプだから気に入ったセッティングのままにしておきたいなんていう風に思うかもしれませんが、使用していない時はつまみを全て0に戻しましょう。

これによりポットの寿命が延びます。

しかし気をつけていてもホコリというのはどこにでも存在しています。

もしガリが出てしまったら

ガリがでてしまっても軽度の場合はつまみを何回かグリグリ回していれば、ホコリや汚れがよけられて幾分マシになります。ですが根本的にホコリが除去できたわけではないので再発します。

しかも次に使用したくらいででたりします。

神経質でなければこのまま使い続けるのもアリですね。僕的にはナシですが

第二段階のグリグリしても一向にガリがで続ける

この場合はアンプを開けてポットの隙間から接点洗浄スプレーをシュッとしてグリグリしましょう。接点洗浄スプレーはホームセンターなどで売っています。

間違っても滑りを良くすればいいんでしょなんて思ってKURE 556とか使わないでください。

556は金属同士の摺動面の潤滑に使用されるものでプラスチック部品などを劣化させます。

正しいものを正しい使い方で

なぜこの556がいいという嘘の情報が広まってしまったのか謎です。

ちゃんと接点洗浄スプレー使ってください

そしてそれでもダメならポットを分解するという方法もあります。

ポットは4箇所の爪でひっかけて蓋をしているというような作りになっているため爪を起こせば簡単に摺動面が露出します。

ここを洗浄してあげるとびっくりするぐらいガリが取れます。

しかしサビがでてしまったりしている場合は素直にポット交換しましょう。

そんなに高いものじゃないので、あと中学で教えてもらえる。半田付けができれば簡単です。

ちなみに丸いタイプのポットは分解できるのですが、ALPHA製などの四角のタイプのポットは分解できなかったりするので、この場合も諦めて交換しましょう。

アンプなどは素人が分解して感電などの事故になってしまうなどの危険もあるので、基本的にメーカーからは購入できません。

ローランドのジャズコーラスのポットは四角で検索してもでてこなかったりだったので、僕はALPS社さんの電即納というオンラインショップで作ってもらいました。

5個単位での注文なので結構余ったりしますが、修理に出すことを考えたらやすいですね。

ジャズコーラスのポットは

Vol RK09L1120-F15-C0-B254

Treble RK09L1120-F15-C0-B104

Mid RK09L1120-F15-C0-B502

Bass RK09L1120-F15-C0-A104

という型番でした。

ポットの値は

VOL 1B250k

TREBLE 1B100k

MIDDLE 1B5k

BASS A100k

です。

AとかBとかかいてあるのはAカーブBカーブのことです。

カーブというのはポットを回していった時にどのように上がっていくかという種類のことで

Aカーブは前半ゆっくりと上がっていき後半になるにつれて変化量が増えていくタイプです。

Bカーブは一定に直線的に上がっていくタイプです。

人間の耳にはAカーブが自然と音量が上がっているように感じると言われています。