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マイクの故障というのは結構多いです。せっかくマイマイクを買ってウキウキな時に「ジー」てノイズが乗っていたら悲しいですよね。結構故障するポイントって限られてくるんです。その一番多い故障ポイントを解説します。

マイクの故障ポイント

マイクというのは非常にデリケートにできています。ダイナミックマイクは結構頑丈になっていますが、やはり振動には弱いです。振動に弱い理由としてはマイクのユニットの中にすっごく細い配線がされています。ここは微弱な声の信号を拾う部品に使われていて小さな信号を送っています。ここがすごく断線しやすいです。しかし今回はそれ以上に故障しやすいポイントを紹介します。

コネクタ接続部

それは毎度毎度抜き差しを繰り返すマイクケーブルの接続部分です。XLRコネクタの部分が普通に使用していてもストレスが加わり、ある日断線してしまいます。

ピンボケしてしまってる。今回は定番のSHURE SM58のスイッチマイクで修理しています。

症状:マイクコネクタを軽くクネクネした時に「ジー」というノイズが発生

こんな時は決まってある箇所が割れてしまっています。

小さいマイナスドライバーで回せるポイントがあります。ここを反時計回しで緩めていきます。するとXLRコネクタのオスが引っこ抜けるようになります。引っこ抜く時はラジオペンチを使用していますが、コネクタを痛める可能性があるため布かなんかを挟んだ方が良さそうです。

ゆっくり引き抜きます。勢いよく引き抜くとつながっている配線を引きちぎってしまう恐れがあるため、慎重にやりましょう。

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これくらい引き抜いたら確認するのが、親指が触れている箇所のハリガネみたいな部品です。ここがハンダから割れてしまっている場合は接触不良を起こしています。それによりマイクコネクタをクネクネした時に「ジー」というノイズを発生させています。この箇所を半田ごてで再度付け直すことにより完全に復活します。ノイズフリーです。

小さなものを撮るのに向いてないです。私のiPhone5Sはそろそろ買い替えかもしれません。

脱線しましたが、先ほどの箇所を半田付けしています。あまりじっくり温めすぎると羽のようになっている箇所も溶けて外れてしまうので、サッと溶けたらそれでいいです。

あとは外したのと逆の手順で組み立てていきます。

コネクタは入るようにしか入らないので無理やりはめることのないようにしましょう。

画像ではわかりにくいですが、ちゃんと半田付けされています。

組み立てたらクネクネ確認しましょう。ノイズがでていなければ、完了です。非常に簡単でしたね。しかも修理費はほとんどかかってないです。半田ごての電気代くらいですかね。

半田ゴテと半田はバンドマンであれば持っていて損はしないです。ノイズが乗っている場合は高確率で断線のことが多いので、自分のギターやベースがいつもよりノイジーだなと思ったら断線を疑ってみましょう。

それでは最後まで読んでいただきありがとうございます。少しでも役に立てば幸いです。