半田ってどれを買えばいいの?

マイクケーブルを自作・修理したり音響機材のメンテナンスで半田づけする機会があるかもしれませんが、半田にも種類が色々あってそれぞれで適している箇所があります。

スズと鉛の配合

半田は基本的にスズと鉛が配合されて作られています。

スズは元素記号ではSnと記載されます。半田の種類によってはこの元素記号で表記されていたりするので参考までに覚えておきましょう。

スズの融点(溶ける温度)は231.9°Cで鉛の融点は327.5°Cです。鉛の元素記号はPbです。これの配合具合で融点が変化します。

スズ、鉛が50:50の場合は215℃と半田としては比較的温度が高く強度が求められるコネクタなどの箇所に向いてます。

半田ゴテの熱が伝わるまでの時間が長いためプリント基盤などのパターンを剥離してしまったりするため基盤には向きません。

スズの配合が多くなれば融点が下がるためプリント基盤などにはスズ:鉛が60:40のものを使用しましょう。

この半田の融点は190℃と低く半田が流れやすくなっています。

鉛フリーはんだ

鉛フリーと書かれている半田が売られています。無鉛半田とも書かれます。これは鉛をほとんど含まない半田の総称です。

なぜ鉛が含まれていないことが強調されて販売されているかといいますと鉛が人体に有害であるからです。

欧州連合では2006年7月1日より電子機器などに鉛を使用することが原則禁止されました。

鉛が使われていない半田は融点が高くなってしまうため対応した半田ゴテを使用しないと一向に半田が溶けきらないことや、コテ先の劣化が早かったりします。

鉛フリーはんだの配合物はSn(スズ)、Ag(銀)、Cu(銅)であったりSn(錫)、Zn(亜鉛)、Bi(ビスマス)などがあります。

鉛フリー半田で半田づけした場合はいくら綺麗に半田づけしたとしても光沢が出にくく、半田クラックなどの区別をつけにくくなったりします。

人体に有害ですが、鉛を含む半田は今でも使用されています。

人体の影響でどんなもの

疲労感、不眠、頭痛などが挙げられます。が私は普段から機材のメンテナンスで鉛を含むはんだで作業してます症状が現れたことは一度もありません。

知り合いにオーディオオタクがいますが鉛フリー半田を使用されている機材を嫌い自分で鉛入りの半田に付け直したりしています。

音響の世界では使われる金属によって音が変わるということが度々言われますが、私自身は半田について調べるまで鉛フリーのことについては全く知りませんでした。

人体に有害というのもどの程度なのかも疑問に思います。個人差はあるかもしれません。

街は結構有害なものに溢れかえっています。

車の排気ガス、工場の煙、タバコの煙、紫外線考え出したらきりがないです。

今持ってる半田が鉛フリーのものじゃなくてもそんなに心配はいらないです。