3大ドラムメーカーとは
日本国内におけるドラムメーカーとして最も耳にするのが
- Pearl
- YAMAHA
- TAMA
この三つのメーカーでしょう!!このドラムメーカーそれぞれに独自のマウントシステムなりを備えていて長所でもあり短所でもあるためウィークポイントを紹介します。
Pearl
Pearlのドラムセットはなかなか作りがしっかりしていて、堅牢なイメージを持ちます。ただMASTERS CUSTOMなどのフロアタムブラケットがよく止まらなくなります。
こちらは中にL字のメスネジのパーツが入っていて、フロアタムレッグの当たり面が削れて止まらなくなってしまいます。
パワーヒッターなら結構すぐ壊れるポイントですね。
フロアタムブラケット自体の型番はLB-40ですが壊れるたびにこの部品を購入していたらお金がなくなってしまうので内部のDC-337という部品を買いましょう。
LB-40/定価2000円
DC-337/定価250円
維持費が全然違います。しかしLB-40の内部が削れていくとDC-337を交換した場合でもフロアタムレッグが止まらなくなったりもします。
そういう場合はケチらず(笑)LB-40を購入してください。
YAMAHA
バイクとかピアノとかギターとかなんでも作ってるイメージのYAMAHAさん。あのカシオペアの神保彰さんがドラムに求める全てがここにあるとまで言った名機YD9000もYAMAHA製です。
YAMAHAのドラムは何と言ってもタムクランプがすぐにぶっ壊れます!!
ボールマウントというシステムを採用しているため無段階の角度調整が可能な点は素晴らしいとおもいます。ただ金属同士で固定しているわけではないため弱いほうの摩耗が激しいです。
すなわち、ボール側が削れたりしてガタガタした動きになったりします。
これは最近のでいうとCL945Bとかですね。パイプの長さとかで型番変わるので自分の持っているものにあったものを購入しましょう。
CL945B/定価5616円
中の部品も購入できるのですが、パーツ交換しても新品のようななめらかな動きがあまり感じられないためお金に余裕があれば、クランプ本体ごと購入しましょう。
ちなみに品番が
U0603580中の固定金具プレート
U0603540中の固定金具
基本的にこの二つがダメになります。
一個税抜き140円なのですごい財布に優しいです。
あとYAMAHAはバスドラムスパーにガタが出やすいです。
こちらは左右別の商品なので購入時はドラマーからみて右なのか左なのか必ず確認しましょう。
TAMA
TAMAのドラムは個人の主観によるものですが、上記2メーカーのものよりも非常に壊れやすいです。
しかしPearlは細い部品はアッセンブリー(何箇所かまとめて)になっているためパーツが高額になりがちです。その点TAMAのドラムは部品が結構細かく設定されておりユーザーの目線に立っているなーと感じます。
TAMAはとにかくタムホルダーベースが壊れます。
これはほぼ間違いなく他のメーカーよりも構造になんらかの問題があるように感じます。
リハーサルスタジオでセットがTAMAだった時はタムホルダーベースを確認しましょう。ここが状態いいスタジオはいいスタジオです。
タムホルダーベースを使わずにタムスタンドにタムをマウントするスタイルであればなんら問題はないように感じます。
故障ではないですが各ボルトがきつくなりがちにも感じました。
使用頻度や使用状態など丁寧に扱えばいくらでも長持ちします。ですので故障しやすいのは不特定多数の方が使用されるリハーサルスタジオだから壊れているだけで本当はそんなに壊れないかもしれません。
今後自分のドラムセットを購入しようと考えている方の少しでも参考になれば幸いです。