壊れた箇所のパーツを調べる
自分が持っているドラム関係の機材で新品で買ったら覚えているかもしれませんが、ほとんどの場合ハードウェアとかには型番の表記がありません。なのでまず壊れた箇所の部品を探す前に型番を知る必要があります。
なんとも厄介ですね。この辺りはメーカー側で型番を本体に表記してくれていればわかりやすいのですが、現状は自分で調べるしかありません。
ヤマハパーツ検索とかで検索すればでてきますが一応貼っておきます。
ここからカテゴリ分けされているところに飛んでいきます。
TAMAの例:ハイハットスタンドの故障であれば、HARDWEAR PARTSのところからハイハットスタンドと飛んでいくと画像が出るので、そこから自分の持っているものと同じものを探します。
本体がわかればあとはそのまま欲しい部品の品番をメモして検索をかければネットショップで購入もできます。
ネットショップででてこない場合は楽器屋さんで注文も可能なので、楽器屋さんに品番を伝えるとスムーズに商品が手に入ります。
パーツ交換じゃなくてそのまま修理したい場合
荒技になりますが、シンバルスタンドなどのパーツでメス側のネジ溝が削れてしまったりした場合は購入した時と大した変わらないような金額の部品代になってしまうようなケースもあるのでリコイルという修理方法も勉強しておくと後々のドラムライフに役に立つとおもいます。
リコイルというのはいわゆるネジバカの状態のネジ穴を一旦綺麗に削り取ってそこに新しいネジ溝を掘りこんでいくという修理方法です。
自動車、バイク関係で使われるような修理方法ですね。
- ドリルでネジ溝を削り取る
- タップという工具でネジ溝をつけていく
- 一回り大きいサイズのボルトをつける
という手順になります。
見た目は結構悪くなりますが、使えればいいやという人にはあまりお金もかからないいい方法かとおもいます。
ドラムのハードウェアのウイングボルトはほとんどM8というサイズが使われているため、M8→M10にしてしまうとM10で回しやすいウイングボルトがないためセッティングに際して手を痛めやすくなってしまいます。
なので本来のリコイルは
- ドリルでネジ溝を削る
- タップでネジ溝をつけていく
- 作ったネジ溝にリコイルをインサートしていく
- 通常通りのサイズのウイングボルトをつける
この方法だとウイングボルトは同じサイズのままになります。
リコイルのサイズが大きいとインサートできなかったりするので、そういう時は最初の方法しか使えません。あくまで応急処置的な治し方なので、またいずれ故障します。
そうなってしまったら素直に新しいものを購入しましょう。
安いハードウェアを何回も買い換えるくらいなら、高いハードウェアを長く使う方が個人的にはオススメです。