こんにちはヤーマンです。先日機材車のタイヤ交換した時にエアーコンプレッサーを使用したのですが、いままで手回しでやっていたのがバカらしくなってしまうほど時間を短縮できたので使用したコンプレッサーとインパクトレンチを紹介したいと思います。
もう五月下旬なのに今更タイヤ交換かよ!と思うかもしれませんが、北海道の冬は長いのです。峠などを走ることもある機材車は結構ゆとりを持ったタイヤ交換が必要です。ちなみに私はただ単に面倒で先送りにしていただけです。
エアーコンプレッサーとは
エアーコンプレッサーは空気を圧縮してためておく装置だとおもってください。
貯めた空気はタンクに入っています。その貯めた空気を解放することによって大きなパワーが得られるというものです。膨らまない風船みたいなものです。
エアコンプレッサーでできることの代表的なものは
- タイヤ交換
- エアダスター
- タイヤの空気入れ
- エアー塗装
などが挙げられます。私が購入したものは
SK11 AB20-30というものです。私がなぜこれにしたかというとPro使用と書かれていたからです。素人たるものProに憧れます。安易ですが、これにしてよかったです。
エアーコンプレッサーの価格にものすごい差があるのはなんでなのとエアコンプレッサーを探していたときにすごい思ったのですが、エアコンプレッサーの選び方って結構難しいんですよ。
まず大体の家庭の方が100ボルトでの使用になると思いますので、100ボルトで使用できるものを買いましょう。本格的な人になると200ボルトのものを使っていたりします。しかし価格も高価になってきますので、車のタイヤ交換程度であれば家庭用の100ボルトのもので全然問題ありません。
オイル式とオイルフリー式
エアコンプレッサーを購入する上で出てくる。このオイル潤滑式とオイルフリーという言葉なんなのこれどっちがいいのって私も思いました。
オイル式
- 安い
- メンテナンス必要(オイル足したり交換したり)
- 錆びにくい(オイルで保護される)
- 空気にオイルが混ざる
オイルフリー
- 高い
- 空気にオイルが混ざらない
- 塗装やカメラの掃除に向く
- 特にメンテナンスしなくて良い
簡単にあげるとこんなところです。
私は塗装などを一切やるつもりがなかったので、オイル式のものを買いました。だってオイルフリーは高いです。
私のように塗装はやらず、精密機器のホコリ飛ばしなどをやらない人は迷わずオイル式がいいと思います。オイル式と言っても個人で使うぶんにはオイルがそんなに減ったりすることもないです。2年ほどコンプレッサーを使っていますが、私は一回もオイルメンテをしてないです。本当はやった方がいいです。
ちなみにオイル除去できるフィルターもありますが、高いので最初から用途に合わせてオイル式かオイルフリーを選んだ方がいいです。
コンプレッサー以外に必要なもの
タイヤ交換を例に挙げますと
エアコンプレッサー本体
これは当然必要ですね。
エアーインパクトレンチ
これはホイールナットを緩めるためのものです。
私はちなみにアストロプロダクツのものを使っています。
性能
- 最大トルク:580Nm
- ツインハンマー
- 差し込み角:1/2
アストロプロダクツは工具の中でも安価で購入できるので重宝しています。ちなみにアストロプロダクツは定期的にセールをするので、近くに店舗がある方はセールのチラシをもらって自分の狙っている商品の値下がり時期を狙うのがオススメです。私はせっかちなので、セールを待たずに今日やりたいから今日買うという感じで定価で買ってしまいました。後悔
このインパクトレンチでタイヤ交換すると2本目のホイールナットを緩めたあたりでコンプレッサーがエアーをため出します。
エアホース
エアコンプレッサーとエアーツールを繋ぐ空気を送るホースです。これも必須です。エアホースの内径で送れる空気の量が変わってきますので、内径に注意して購入しましょう。
内径は8.5mm以上のものを選びましょう。
内径だけでなくホースの長さも長くなれば性能が落ちてくるので長すぎず細すぎずを意識して選びましょう。10mあればコンプレッサーの位置を変えることなく4本ともタイヤ交換できる長さです。
私はアストロプロダクツのものをつかっていますが、出てこなかったので、こちらです。同程度のものです。10mで内径8.5mmです。
インパクト用ソケット
インパクトレンチは打撃の力でネジを緩めたり締めたりするものなので、通常のハンドツール用のソケットだと破損してしまいます。専用のものが必要になります。これまたアストロプロダクツのものですが(決してアストロプロダクツの回しものではありません。アストロプロダクツ以外だと高くて素人には手を出せない)
これは
- 17mm
- 19mm
- 21mm
のホイールナットを外すことができるので、大体の車はこれでいけますね。ちなみにベンツのホイールナットもいけました。ベンツはナットではなくボルトになってました。
エアツールオイル
エアツールオイルは使用前にインパクトレンチの中にホース差し込み口から1〜2滴ほど垂らすとよいとされています。内部の磨耗を保護する目的があります。エアツールを長く使用したいのであれば使用前に必ずたらしておきましょう。
あるといいもの
エアコンプレッサーで貯めた空気には水分が混じってしまいます。その水分を除去しないとエアーツールが錆びてしまったりすることもあります。
ウォーターセパレーターは水分を除去してくれます。どっちかというと塗装やカメラの掃除をされる方などシビアな環境を求める時に使うべきでしょう。ガサツな私は使用していません。
エアコンプレッサーの音量
エアコンプレッサーの音量は近くだと全然会話ができないレベルです。エアコンプレッサーの一番の問題点と言えるでしょう。私の使用している。SK11 AB20-30は本当にうるさいです。環境的には周辺に特に住宅があるわけでもないので問題ないですが、ご近所付き合いとか考えると騒音問題は避けて通れないかと思います。
静音エアコンプレッサーというのもあるので、そちらを選ばれるのもオススメです。
エアコンプレッサー使い方
ここではジャッキアップなどは割愛させていただきます。
エアコンプレッサーは他の電化製品と一緒に使用してはいけません。他の電化製品と同じ電源の中で使用すると能力が発揮できなかったり故障の原因となります。
延長コードも使用できません。長さが足りない時はエアーホースの方を延長しましょう。
インパクトレンチの中にエアーツールオイルを垂らします。
エアーホースをインパクトとコンプレッサーの両方に接続します。
エアーコンプレッサーの電源を投入します。
エアーの充填が終わったら自動的にエアーコンプレッサーが停止します。停止したら使用可能なのでホイールナットを緩めれる状態です。
ホイールナットは緩める時だけ使用しましょう。締めるときに使用してしまうとネジ溝が破損してしまったりトルクの管理ができないのでオススメしません。一部の整備工場では締め付けもインパクトで締め付けてハンドツールで緩めれない状態になっていたりします。そういうところにタイヤ交換を依頼するのはやめましょう。ハブボルトがおられて不当な整備料金を請求されてしまいます。
作業が全て終わったら必ずエアコンプレッサーのタンクの空気を抜きましょう。タンクの下部にコックがあります。高圧の空気が出てくるので気をつけて解放しましょう。この作業を怠るとタンク内が錆びてきます。当然タンク内の汚れや水分が出てくるので、屋内で使用している場合は雑巾などを敷いて汚れないように気をつけましょう。
正しく使えることができれば最強の整備工具になります。
脱素人