こんにちはヤーマンです。ギターアンプの中に使われているパーツでパワー管やプリ管、コンデンサなどメジャーなものがあります。それらの役割は音を増幅させたり電圧を安定化させたりなど結構役割がわかっているものが多いですね。今回は縁の下の力もち的な存在のサーミスタに光を浴びせます。
サーミスタとは
サーミスタ(thermistor)とは、温度変化に対して電気抵抗の変化の大きい抵抗体のことである。この現象を利用し、温度を測定するセンサとしても利用される。センサとしてはふつう-50℃から150℃程度までの測定に用いられる。
引用元wikipedia
つまり温度が上がってきたら「抵抗を大きくするよ!」もしくは「抵抗を小さくするよ!」というパーツです。
ギターアンプにおける役割
サーミスタの役割として突入電流の保護という役割もあります。
突入電流とは
電源を入れた時に一時的に大きな電流が流れてしまうことです。突入電流はトランスを使用している機器などで発生します。
つまりギターアンプなどのトランスを使用している電子機器には突入電流がつきものです。
突入電流の対策
突入電流の対策としてサーミスタを使用します。サーミスタのタイプはNTCサーミスタです。NTCサーミスタは温度が上昇すると抵抗が小さくなります。
つまり電源を入れる段階は冷えているので、抵抗値は大きいです。
抵抗値が大きいということは突入電流を減少させることができます。
故障時
私がギターアンプを開けて電源まわりの焼損を確認した時にサーミスタが丸焦げでした。
アンプの内部パーツは結構手に入りにくいです。
RSコンポーネンツは品揃えがよかったです。
以前にテレビの修理の時に18週間待ちでしたが求めていたパーツがありました。
サーミスタのその他の使われ方
よくエアコンの故障でサーミスタが故障することがあります。
設定温度にならない場合などサーミスタが原因のことがあります。
まとめ
サーミスタはギターアンプを守っている。かっこいいやつです。
ギターアンプのパーツにはそれぞれ役割があって全てのパーツが力を合わせて音を出しています。