こんにちはヤーマンです。今回はレコーディングエンジニアになりたい人に向けて夢と現実についてお知らせしたいと思います。レコーディングエンジニアになって有名バンドのレコーディングにたずさわりたいと思う気持ちは大事です。この記事を読んでもその決心が揺らがないように気合いを入れてください。
レコーディングエンジニアに必要な資格
レコーディングエンジニアになるために必要な資格などはありません。レコーディングエンジニアは経験と実績がものを言ういわゆる職人的な要素があるからです。
レコーディングエンジニアになりたいのであればレコーディングスタジオの求人募集を探して求人の条件に一致するのか確認して応募するだけです。
それだとちょっと不安かもしれません。レコーディングなんてやったことないし面接で志望動機を聞かれてもうまく答えられる気がしないという方は、音楽の専門学校に入学するのもいいかもしれません。
しかし専門学校で得られる知識なんてたかがしれています。業務を開始してから1ヶ月で専門学校の知識量を軽く超えてしまいます。200万円ほど支払って専門学校に通うくらいならレコーディングスタジオにとりあえず電話なりWEB応募なりをして面接してもらったほうがいいです。
専門学校にも一つだけメリットがあります。
それは卒業生がレコーディングスタジオに勤めているというコネクションです。
どこからきたかわからない人より母校の後輩の方が少し安心感があると思われます。
卒業生が働いていなくても音楽の専門学校なので、音楽業界の求人が多くあります。求人がたくさんあるというメリットを生かしてレコーディングスタジオに就職することができます。
レコーディングについて知ってたらいい知識
レコーディングエンジニアになりたくてということであれば、もともとレコーディングに興味があるということですからレコーディングの知識を身につけておいても損はありません。
- 音響機器の音の流れ
- ケーブルの種類
- ケーブルの巻き方
- DAW
- マイクの種類
このくらい知っていれば十分です。
音響機器の音のながれ
ギターをやっていたら音の流れについてはだいたいわかるかと思います。音響機器についても同じです。
入力→出力→入力→出力
ギターの音をレコーディングする場合は基本的にギターアンプの音をレコーディングします。
ギターアンプのスピーカーキャビネットのネットにマイクを向けます。
マイクからケーブルを通ってオーディオインターフェイスに接続されます。
オーディオインターフェイスからパソコンに音が記録されます。
簡単に説明するとこのような流れになっています。
ケーブルの種類
ケーブルにはさまざまな種類があります。ギタリストが「シールド」と言っているケーブルは「100」とか言ったりします。
マイクケーブルのことは「キャノン」と言ったり「XLR」と言ったりもします。
レコーディングスタジオに勤務していることを想像してください。最初からレコーディングはさせてもらえません。最初は雑用です。雑用の仕事として「〇〇ケーブルをもってこい」と言われます。しかしあなたは「〇〇ケーブル」がなんのケーブルのことのなのかわかりません。「わかりません」と答えると「そんなこともわからねーのか!つかえねーな!」と怒鳴られます。
そんな状態ではレコーディング業務にたどり着くまでに何年もかかってしまいます。
早くにレコーディング業務をしたいのであればケーブルの種類くらいはたくさん覚えましょう。
ケーブルの巻き方
音響の世界では基本的に「8の字巻き」をします。8の字巻きと言っても巻き終わったケーブルは丸になっています。
なぜ8の字巻きをするのかというと正しく広げればケーブルが絡まらずにひきまわせるからです。
8の字巻きのやり方
この方が非常にわかりやすく解説してくれてます。
マイクケーブルを買ってひそかに練習しましょう。
DAW
DAWとはパソコンのソフトです。パソコンにレコーディング機能を追加すると思ってください。最近だと個人でもセルフレコーディングなどで使っている人が多いです。
何ができるのかと言うとなんでもできます。
- 録った音を後から編集
- 録った音のピッチの修正
- ドラムの打ち込み
- コンプレッサーをかける
- リバーブをかける
など書ききれないくらいなんでもできます。
DAWと言われてもピンとこないかもしれませんのでレコーディングで宅録する最低限の機材を紹介します。
- パソコン
- オーディオインターフェイス
- DAW(オーディオインターフェイスを買うとついてくる場合もあり)
以上です。マイクなくても音が録れるのかといいますと録れます。レコーディングはマイク録りとライン録りとがありギターを直接オーディオインターフェイスにつなげば音が録れてしまいます。
ギター→オーディオインターフェイス→パソコン(DAW)ですね。
DAWはさまざまなメーカーから発売されています。レコーディングエンジニアになりたければ絶対と言っていいほどのオススメがあります。
それは「ProTools」です。聞いたことがあるかもしれません。
なぜ「ProTools」をおすすめするのかと言いますとレコーディングスタジオのほとんどが「ProTools」を使用しているからです。「ProTools」はまさに業界標準のDAWなのです。
将来使うことになるであろうソフトの使い方を学んでおくのもいいですね。
マイクの種類
マイクの種類もたくさんあります。
マイクの大まかな違いとしてダイナミックマイクとコンデンサーマイクとがあります。
ダイナミックマイクの定番は
- SM58
- SM57
- MD421(クジラ)
- ATM25
- D112
など
コンデンサマイクの定番は
- C451
- U87
などがあります。定番マイクを知っているとレコーディングスタジオで働き始めた時に困らなくなります。レコーディングにマイクは必須なので1万円以上するマイクの種類はたくさん勉強しましょう。
まとめ
レコーディングエンジニアになるには資格は必要ない。
レコーディングに興味があるなら自分でレコーディング機材を買ってやってみる。
8の字の巻き方は練習しておく。